皆様こんにちは!葬儀の教科書ブログをご覧いただきありがとうございます。今回は納棺式に参列される際の服装についての説明となります。納棺式は、基本親族のみで行う事が多い為、参列する機会も少なくマナーについて「良くわからない」という方も多くいらっしゃると思います。実際のマナー本等で紹介されている内容とは異なり実際の葬儀の現場での経験をもとに適した服装をご案内させていただいています。納棺式?という方もいると思いますが、そちらについても少し触れていますので是非最後までお読みください!
納棺式とは?
皆様、葬儀において、納棺式という儀式はご存じでしょうか?一昔前に「おくりびと」という映画で一躍有名になった儀式で簡単に言ってしまうと故人様を棺に入れる儀式という事なのですが、その他にも故人様に化粧を施し、お着せ替えと言って病院で着せてくれる浴衣から専用の仏衣やお気に入りの洋服へのお召し変え、仏教式であれば四十九日間の旅支度として参列者にもお手伝いを頂きながら足袋や手甲を付けていただいたりという儀式です。葬儀社によって「湯灌納棺」とか「メイク納棺」等と名称は少し異なりますが、ほとんどの場合、遺族・親族まで立ち会われる事が多いです(本当に一昔前は「おくりびと」でやっていた!と説明するだけで理解頂けたのですが、最近はその効果も薄れつつあります「おくりびと」良い映画なので是非、見たことない人はご覧になってください)
何時行うのか?
以前は、お通夜の当日に行う事が多かったのですが、最近は火葬場の混雑状況や、葬儀社の人員不足などで葬儀の日程が遅くなる傾向から、お亡くなりなった翌日等、割と早い日取りで納棺式を行うケースが多くなってきました。納棺式を早く行う理由としては、日延べの間に自宅やセレモニーホールに面会に来られる親族やご友人の方にお化粧をされた綺麗な状態の故人様をご覧いただく為と納棺することでご遺体保全の為に施しているドライアイスやその他保存剤(葬儀社によって名称は違いますが塩素を発生させて腐敗等を防ぐ、置き薬の様な物)の効き目が上がる為(密閉状態だと冷気や塩素がとどまりやすい為)の2つが考えられます
納棺式の服装は?
長くなりましたが本題の服装についてです。納棺式の服装については前述した納棺式を行うタイミングによって変わってきます!
お通夜より前の日程の場合
この場合は「普段着」でOKです!「礼服」だと予め用意をしていたという事で良くない等様々な説がありますが、実際の現場では皆様「普段着」でお越し頂いています。とは言え一つの儀式であることに変わりは無い為、あまりにカジュアルすぎる服装はよろしくありませんので、ある程度モノトーンを基調にドレスライク(シャツやスラックス装い)な服装が良いと思います!
お通夜当日の納棺式の場合
この場合は「礼服」が正解です!理由としては納棺式の後、そのままお通夜式という流れになる為、「普段着」で納棺式に参加するとその後「礼服」に着替える手間が発生してしまいます。お通夜を行うセレモニーホールに更衣室があればよいのですが、そうでない場合、親族控室などを着替えの為に独占せざるを得なくなり他の親戚に迷惑をかけるといった事にもなりかねませんので注意しましょう
終わりに
最後までお読み頂きありがとうございます。納棺式は地域によってやり方が異なるので、日本全国この通りではありませんが(神奈川県の一部地域では、納棺式の際に“豆腐”を参加者が食べたりします!白い物を食べて身を清めるらしいです)神奈川県内であれば概ね問題ないと思いますので是非参考にして下さい!
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