供花を出すときのマナーと注意点|現役葬儀屋が語る「よくある失敗」

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はじめに

供花(きょうか)は、故人への弔意を表す大切なものです。しかし、意外と知られていないマナーや注意点が多く、実際に現場で「困った事例」も少なくありません。現役の葬儀屋として、よくある失敗とその対策をご紹介します。


1. 【体験談】喪主として困った「名字の誤字・旧字体」問題

喪主として供花の名札を手配する際、親戚から「供花を出しておいて」と頼まれることがあります。その際、特に注意したいのが名字の漢字の字体です。

例えば・・・

  • 「髙橋」と「高橋」
  • 「齋藤」と「斉藤」
  • 「鈴木」の「鈴」の右のパーツが「令」ではなく「マ」になっているパターン(誤植ではなく、実在します)

等、一見、字体の違いだけに思えますが、中には非常にこだわる方もおられます。事前に正確な表記を確認するのがベストです。


2. 名札の書き方:連名・名字の入れ方に注意

  • 夫婦連名の場合:名字は1つ、下にそれぞれの名前を記載(例:田中 一郎・花子)
  • 兄弟や親子で出す場合:同じ名字であってもそれぞれに名字を入れるのがマナーです(例:田中 一郎/田中 二郎)

また、名札内の右側が上位とされます。順番にも気をつけましょう。


3. 供花の金額相場と会社からの供花

会社や団体からの供花で多いのが「15,000円+税」ですが、最近は以下のような変化も出ています:

  • 18,000円+税
  • 20,000円+税

「15,000円でOK」と思っていると、葬儀によっては20,000円+税の供花で統一されている場合もあります。その他、地域や葬儀社によっても異なるため、事前に確認しましょう。


まとめ

供花は、見た目以上に細かい配慮が必要なものです。 名字の字体や名札の書き方、金額の相場など、「ちょっとしたこと」が大きな印象の差になります。大切な場面で失礼がないよう、ぜひ参考にしてください。

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