今回は、葬儀業界に長く携わる私がちょっと趣向を変えて「禁煙」についてお話ししようと思います。
実は私、数年前まで1日1.5箱のヘビースモーカーでした。
この業界、喫煙率が高いのをご存知でしょうか?
打ち合わせの合間や搬送の後、喫煙所で軽く話すのが習慣のようになっていて、
中には説教や指導、簡単な会議のようなことまで喫煙所で行われることもあるくらい。
喫煙者であることが、ある種の“共通言語”だったようにも思います。
■禁煙のきっかけは…「壊れたから」
立派なホスピタリティに通じる動機があって禁煙したと思われがちなんですが、
正直言いますと…
「電子タバコが壊れた」のがきっかけです(笑)
あれって突然充電できなくなるんですよね。
買い直そうか迷ってるうちに、
「これ、今やめたら…イケるかも?」とふと思い立ち、
そこからスタート。
めちゃくちゃ軽い気持ちでした。
■どうやってやめたか
でもやめるとなると不安はありました。
そんなとき、社内の絶対に吸ってそうな見た目だけど吸ってない先輩に相談してみたんです。
「どうやって禁煙したんですか?」って聞いたら、
返ってきたのは、
「買わないで、ひたすら我慢」
あまりにもシンプルすぎて一瞬唖然としましたが、
逆に「この人でできるなら、自分にもできるかも・・・。」と思えて、
試しにやってみることに。
■やめて気づいたこと
我慢は確かにキツかったです。
でも、不思議なことに3日、1週間、2週間と経つごとに少しずつ楽になっていきました。
そしてやめてみて初めて気づいたことがたくさんあります。
- ご遺族との距離が心なしか近づいたように感じる
- 呼吸がしやすい
- 食事が美味しい
- タバコを吸う時間がなくなったぶん、仕事の効率も上がった
■最後に
禁煙は簡単ではありませんが、やめた後の世界は思った以上に快適でした。
もしこの記事を読んで、「やめたいけど無理そう」と思っている葬儀屋さんがいたら、
“吸ってなさそうな先輩”の一言を思い出してください。
「買わないで、ひたすら我慢」
…あなたなら、きっとできます。
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