知らないと恥をかく!お布施袋の書き方と金額、渡すタイミングまで徹底ガイド!

喪主様向け内容

お布施とは、僧侶にご葬儀や法要をお願いする際に感謝の気持ちとしてお渡しするものです。しかし実際の葬儀の現場では「表書きはどう書けば?」「いくら包んだら良いの?」という質問がインターネットでこれだけ情報が調べれられる現代においても沢山ありますし、色々な説がありややこしい事この上ありません。この記事では実際に葬儀の担当をしている葬儀屋さん(神奈川)が出来るだけ簡潔にお布施袋の書き方や金額について解説します。是非最後までお読みください!

お布施袋について

まずお布施袋を用意する所からになりますが、一言にお布施と言っても宗教によって名称が異なりますので注意が必要ですが、これについては基本的にお葬式をお願いした葬儀屋さんからもらうのが一番良いと思います!ほとんどの葬儀屋さんで「無料」で宗教に適した袋を貰えるはずのなのでそれを利用するのが間違いありませんが、葬儀屋さんからもらえなかったり四十九日法要等、葬儀屋さんが間に入らずに、ご自身でご用意される場合にはコンビニ等で購入されることになると思いますので下記を参考にお求めなって下さい

お布施袋 仏教式の場合

仏教式の場合、宗派は関係無く「御布施」でOKです!

お布施袋 神式の場合

神式の場合、は「御祭祀料」でOKです!

以上です!「もっと色々あるだろ!」ですって?確かに仏式でも「御経料」等色々種類はありますが、「御布施」でOKです!というかそれ以外コンビニには売っていませんし、葬儀屋さんも在庫していないと思います。稀にご自身で「御布施」の部分を手書きされる方がいらっしますが、よほど字に自信がない限り辞めた方が賢明です…。印字されている物を購入しましょう

御布施袋 表書きの書き方

次に表書き「御布施の下の余白部分」の書き方ですが、これは亡くなった方の家名を書きましょう。「田中家」「鈴木家」と言った感じです。喪主のフルネームを書きましょう!とか、名字のみで大丈夫!と書いてあるサイトもありますが、迷ったら「○○家」でOKです!私自身ありがたい事にこれまでに1,000件以上の葬儀を担当させて頂きましたが、このやり方で「僧侶」や「ご遺族」から何かご指摘があった事は一度もありません!安心して「○○家」と書いてください!

筆ペンは薄墨???

表書きを書くときに使用する筆ペン(サインペン)ですが黒墨(要は普通の黒)でOKです!よく「お香典」と勘違いされて薄墨で書いてくる人がいますが、「御布施」は普通の黒で問題ありません

番外:綺麗に書く方法

ここではお布施袋の表書きを綺麗に書く方法をこっそりお伝えします!何を隠そう私は働ている事業所で一番字を書くのが綺麗で、働いている社員やお客様からお香典やお布施の表書きを書いてほしいと依頼されるケースが多々あります。それらの依頼をこなしていくうちに身に着けた技術を皆様にお伝えいたします!まず、お布施袋は必ず2枚以上用意しましょう。これはお布施の表面はコピー用紙等と異なり筆ペンのインクが滲んでしまう為、必ず最初の一袋目で試し書きをして滲み具合をチェックしてください。その後本番用のお布施袋にバランスを見ながら鉛筆で薄く下書きをしてください。文字が綺麗に見えるかどうかは文字同士のバランスによる所が大きいので、最も整って見えるバランスになる迄何度も書いては消してください。バランスが整ったら筆ペンで下書きをなぞってください(この際に滲みが出るので下書きは文字の間隔を少し広めにとるのがポイントです)最後に鉛筆の下書きが見えてしまったいるようでしたら消しゴムで消してください!若干邪道な感じもありますが、出来栄えが格段に違って見えるので是非やってみてください!

御布施の金額について

お布施の金額についても色々サイトで様々な事が書かれていますが、金額については大きく分けて2通りです

葬儀屋さんに紹介してもらった場合

この場合は基本的にその葬儀屋さんで価格設定がされているので、言われた金額を包めば問題ありません。「御車代」等も含まれていることが多いのでお布施以外に別に何かを渡す必要はない事が多いです特に葬儀屋さんから何も言われなければ「御布施」のみのお渡しで良いと思います

菩提寺の場合

菩提寺(菩提寺については別の記事で今後解説します)に来てもらう場合、この場合は菩提寺に直接「御布施はいくら包めば良いですか?」と聞いてください。(電話でも大丈夫です)全く失礼ではありませんのでご安心ください。最近お寺によっては、価格表を用意してくださっており戒名のランクなどによって細かく金額が明記されている所もありますが、「お気持ちで結構です」と言われてしまうケースもやはりまだあるようでそんな時は「失礼があってはいけないので目安だけでも教えてください」と伝えてみてください。大まかな金額は教えてくれるので、その金額を用意しましょう

御膳料と御車代

上記の要領で、お布施については問題なく用意が出来たとして、菩提寺の場合は御膳料と御車代を用意する文化があります。これは絶対に用意しなければならないという訳では勿論ありませんが、今後のお付き合いを考えて用意されるケースが多いです。

お膳料について、こちらは僧侶の食事代となり、一食につき五千円が相場です。なのでお通夜~告別式と来てもらう際には二食分(一万円)が必要となります。しかしながら僧侶によっては通夜や告別式の会食に同席されるケースが有りその場合、お膳料は不要となりますので、事前に僧侶が食事に同席されるのかどうかお布施の金額を聞くときにでも確認しておくのが安心です!

御車代について、こちらは距離に関係なく一日一万円と言われています。なのでお膳料と同様にお通夜~告別式と両日来てもらう際には二日分(二万円)の用意が必要となります

御膳料と御車代の袋は? これもお布施袋と同様に葬儀屋さんから無料で貰えると思いますのでそちらを利用しましょう

お布施渡すタイミング

御布施の関係でおそらく一番聞かれるであろう「渡すタイミング」こちらも葬儀屋さんにお寺を紹介してもらった場合はタイミングが決まっているのでその葬儀屋さんに聞くのがベストです!(お通夜の始まる前か一日葬であれば告別式の始まる前が多いです)菩提寺の場合、お寺によっては「葬儀の後にお寺に持って来て下さい」というお寺もある為(本当にあります)、事前にタイミングを確認しておく必要があります。おすすめはお布施の金額を聞くときに合わせて聞けると良いと思います。またおすすめの聞き方としては「御布施をお渡しするのはお通夜(一日葬であれば告別式)の始まる前でよろしいですか?」と聞いてもらえるとお寺も返答がし易いので良いと思います。

終わりに

御布施についての記事でしたが、いかがでしたでしょうか?お布施袋の書き方はともかく金額については「結局お寺に聞かなきゃいけないのか!」と思われたと思いますが、実際その通りで、各サイトに書かれている金額を安易に信じてしまうと最悪トラブルの元にもなりかねませんので面倒かもしれませんがこの記事を参考にして頂くことをお勧めします!

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