葬儀の場面といえば、ドラマでもアニメでも、式場の入口にズドンと立ってるアレ——
大きな葬儀看板(いわゆる“大看板”)。
白地に黒い毛筆で「故○○○○儀 葬儀式場」と書かれた、あの看板です
ただね、あれ、実は多くの方が知らない事実がありまして。
──ほぼ “オプション” なんですよ。
しかも、業界の人以外はまあ気にしないし、存在すら知らないくらい。
■ オプションなので“グレード選べます”の罠
「看板にグレード?」
そう思いますよね。でもあるんです。
・一番多いのは布地の看板。サイズは“8尺”。
(ね? 尺とか寸とか、まだ使うんですよ、葬儀業界。消費者のこと考えてほしい…笑)
・ヒノキの看板(急に高級感)
・洋風デザイン(どこで使うのこれ)
・サイズUPバージョン
・花装飾つきで豪華に!
…いやいやいや。
入口でそんなに自己主張しなくて良くない? と言いたくなるラインナップ。
たぶん昔は「立派な看板でお迎えする」みたいな文化があったんでしょう。
でも今、主流は “家族葬” ですよ。
■ 「一般参列者が迷う問題」を営業は言いたがるけど…
たまに営業さんが言うんです。
「看板がないと、ご親族が入り口で迷われますので…」
……いや、そんなに迷うセレモニーホールってどんな構造? と返したくなるやつ。
しかも最近の式場は、建物の外壁や入口に普通に
「○○家」表記の案内が出てます。
これは市営斎場でも同じ。
つまり、迷わないのよ。迷えないのよ。
■ 最も悪質な営業トーク:
「隣の式場は出してますよ? いいんですか?」
これも一定数いるんですよ…
市営斎場などで式場が並んでる場所だと、
「隣は大きい看板出してますけど…」
「○○家だけ出てないと…ね…?」
みたいな、圧をかけてくる人。
いや、だから何?? と声を大にして言いたい。
家族葬なのに“見栄”の勝負、やらなくていいから。
■ 家族葬で費用を抑えるなら
結論:看板、出さなくてOK。
そもそも家族葬に大看板はほぼ不要です。
参列者が大勢来るわけでもないし、式場案内は別に出てるし。
セットプランに含まれてることもあるけど、
「これキャンセルできます?」って聞いてみると案外いけます。
「セットだから…」と言われても、普通に外せるケース多いです。
1〜3万円くらいの節約になることもザラ。
“看板という名の謎の見栄” に払う必要、ほんとないですよ。

コメント