【現役葬儀屋が語る】「高い!」って言われたけど…その金額、ちゃんと全部見てますか?

喪主様向け内容

こんにちは。現役の葬儀屋です。

先日、事前相談に来られたお客様とのこんなやりとりがありました。

一通りご説明を終えた後に、こう言われました。

「でも、高いチラシでは●●万円でできるって書いてありましたよ?」

あぁ、またこのパターンか…と心の中でため息をつきつつ、丁寧にご説明。

その「●●万円」、たしかにウソではありません。でもそれ、「葬儀セット」と呼ばれる一部の内容、たとえば祭壇・棺・骨壺など、いわゆる「形」だけのお値段なんです。

式場費、ご遺体の搬送、料理、香典返し、そして仏教葬なら欠かせないお布施…全部入れたら、当然●●万円では収まりません。

車で言えば、ボディとハンドルとタイヤだけで「車両本体価格●●万円!」って言ってるようなもの。え、エンジンは?オプションは?って話ですよね。


お客様の反応

「えー!そんなにかかるんですか!高い!」

…という反応、当然です。

「でも、聞いておいてよかった。知らなかったら、直前で困ってたかもしれない。」

でもその方はこうも言いました。

まさにそれなんです。


葬儀業界の「価格表示」、正直わかりにくすぎる

葬儀のチラシやホームページって、「低価格」ばかりが強調されがち。

でも、実際にかかる費用の“全体像”が見えないから、後になって「話が違う!」となるケースが多い!

これ、中古車業界でいうところの「乗り出し価格」みたいに、葬儀業界も“例でもいいから総額表示”をするべきだと思います。

  • 家族葬(30名・通夜あり・火葬あり・仏教)=トータルで●●万円くらい
  • 一日葬(10名・火葬のみ・無宗教)=トータルで●●万円前後

…みたいに、「だいたいこのくらいかかるよ」っていうモデルケースを出すだけでも、ずいぶん違うと思うんですよね。


葬儀の費用を抑えたい方へ

もちろん、「できるだけ費用を抑えたい」という方もいらっしゃいます。

そんな方のために、費用を抑えるポイントをまとめた記事はこちら▼
知らないと損 お葬式の費用を安くする為に知っておくべき3つのポイント!


まとめ:知っているだけで損しない

葬儀は「非日常」なので、わからないことがあって当然。でも「知らなかった」では済まされない部分も多いです。

だからこそ、事前相談って大事なんです。

「なんとなく不安」「何から聞いたらいいかわからない」そんな方こそ、まずは話を聞いてみてください。

今日も、あなたの“後悔しない葬儀”のために現場からお伝えしました。

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