「家族葬はもはや“普通の葬儀”? 現役葬儀屋が感じる現代のマジョリティ」

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家族葬はもはや“特別”ではない

最近ほとんどの葬儀社の広告で「家族葬」を前面に押し出しています。
家族葬という言葉は曖昧で、人によって定義は少しずつ違いますが、一般的には「亡くなった方の兄弟や親族など、ごく近しい身内のみで行う葬儀」を指すことに異論はないでしょう。

かつては「一般葬=参列者が多いお葬式」「家族葬=親族中心のお葬式」と区別されていましたが、気づけば家族葬の割合が圧倒的に増えています。

体感では“8対2”で家族葬

現役の葬儀屋として日々現場に立っていると、体感ではすでに 8割が家族葬 です。
「昔ながらの一般葬」の方が珍しくなりつつあるのです。

こうなると「家族葬」という言葉自体が、やがて消えていくのではないかとさえ思います。
今はまだ「小規模で親族中心」というニュアンスを含んでいますが、それが当たり前になれば、わざわざ言葉で区別する必要もなくなる。
つまり「家族葬=普通の葬儀」という時代が来るのかもしれません。

おわりに

広告のキャッチコピーとしてはまだまだ「家族葬」の響きが便利です。
でも現場の感覚では、すでに 家族葬が葬儀のマジョリティ になっている。
そう遠くない未来、私たちは「家族葬」という言葉を使わなくなっているのかもしれません。

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